2012年5月23日水曜日

一生の不覚

先日、生研センターとかいう良く分からん施設の見学に行って来た。
農業系の独立法人で、今後お世話になりそうなので、まぁ事業範囲なんかは今後ゆっくり勉強していくことにしようとおもうのだが、
そこに超貴重なものが2つもあった。

一個目はユンカース式対向ピストン2ストロークディーゼルエンジン。日本には日産ディーゼルがライセンス生産したトラック用が結構あったようだが、これはユンカース社オリジナルのもので、ポンプの動力源として極少数日本に入ってきたらしい。少し調べてみると、ユンカース社は開発が主で、生産はクロップ社ってところがメインだったらしい。っつーことは、ユンカース社のオリジナルって、世界的にもめっちゃ希少なんじゃないかなと思う。

もう一個は、シトロエン社製アンドロー式筒内容量可変式4ストロークエンジン。
4ストロークの性能向上にあたり、ノッキングとの戦いだった1900年代序盤。フランスの変態博士アンドレ・シトローエンは、膨張行程と吸気行程の長さを可変する機構を考案し、仕事を十分に取り出しつつ有効圧縮比を下げるエンジンを開発したが、機構の複雑さから来る信頼性の低さにより拡がらなかった…
教科書では知っていたが、そんなエンジンが埼玉の良く分からん独法にあろうとは。このエンジン、超希少だった気がする。ちょっと触ったら動きそうだったし…
しかも、動力取り出し軸にはシェブロンギア!!シトロエン社のロゴにもなったあの形です。こいつはシトロエンマニアが涎を垂らして喜ぶ一品です。

とりあえず、上野博物館にもないし、下手したら日本中でもここにしか無さそうな物を見られて、僕は大満足でした。

しかし、写真が全部ピンぼけ…一生の不覚


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