2012年7月23日月曜日

【誰得情報】電気点検について

部屋中に電気工作物が散乱している部屋に住んでいる私ですが、今日は世間様の9割以上が知らないであろう、電気工事についてお話したく思います。
まず、マンションなんかにお住まいの方はきっと経験があるであろう、一斉停電の日。あれって、分電盤とかの絶縁抵抗を見ているらしいです。
絶縁抵抗ってのは、測る部位や目的によって色々あるようですが、メガーと呼ばれる専用の測定器を用いて、商用電源のL線、N線、中間線とアース線との抵抗値を見るのが一般的みたいです。DC500V~1000Vの電圧を掛けて、1MΩ以上の抵抗値がないとNGって基準が一般的なのかな?各々の地域の電気保安協会が多分決めているんだと思います。
絶縁抵抗が低いと、漏れ電流の発生が起きている可能性が高いので、アース端子と地球との間に本来は無いはずの電位差が生じて、感電する可能性があるそうです。
人間サイズの生き物の場合、10mAくらい流れると死ぬ危険があるそうなので、最低限それが確実に起きないような値がDC500V/1MΩだそうです。皮膚の抵抗値は数百KΩくらいあるらしいので、電源の線一本と地球とかその辺の金属を触っても多分大丈夫です。まぁ試す必要もないし、一切責任は持てないですけど。

んで、家電やら何やらがデジタル化が進んで来ている昨今、この絶縁抵抗の計測によるトラブルが少なからず起きています。
最近のテレビとかって、主電源のONをリモコンだけで操作できますよね。あれって、中のマイコンに常時5Vが来ていて、リモコンなどの信号パルスが入力された時にリレーをONにしてるっぽいです。逆に、昔のブラウン管のテレビって、主電源のスイッチがOFFだと、いくらリモコンでONにしようとしても無理でしたよね。そう言う機器は、電源ラインのどっかに機械的なスイッチがあって、OFFの時は回路のどっかがオープンになっているはずです。


何が問題なのかって言うと、マイコンでON/OFF制御している機器は、常時どこかしらに通電があるんです。たいていマイコンとかその周辺ですね。大体の機械は時計とかついてますしどこかしら常時通電です。その辺はDC5V回路になっていますが、そこまで電気を食わなくていい場合、ツェナーダイオードだけでAC100V→DC5V変換をしている機械があります。ちょっといい機械はスイッチング電源がついてましたけど。


そんな機械にDC500Vを掛けると色々と不具合が起きる可能性があります。特にGNDとアース線が繋がっている回路のある機械。
しかも、電気工事のおっちゃん達の中には、L線とN線間の絶縁抵抗も測るキチガイがいるそうです。


もうめんどくなったので後はご想像にお任せでw

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