2010年11月30日火曜日
極めて個人的な実験
が、まんまと苦戦させられました。LEDの点灯は確認出来たのですが点滅はしませんでした。足の配置か何かをミスっているような感じがします。詰まるところ、所詮僕にはICなんてものはまだ早いんだなと実感しました。
明日はトランジスタ二つで出来る発震回路を作ってみたいと思います。
もっと電気回路について勉強すれば良かったかなと感じている今日この頃です。
2010年11月28日日曜日
試作型CDI回路図設計
そんな日だったので愛するNSさんにさらなる手を加えさせて頂くため、シコシコと回路を考えていました。一から考えるのは不可能なので、サービスマニュアルと配線図を穴が開くほど読みます。
分かったこと
- 各配線の色と役割
- 肝心の点火トリガー回路は載っていないこと
左中段のスイッチで切り替えられます。ここに入れた抵抗によって点火時期が早くなったり遅くなったりします。NS系のエンジンには抵抗を大きめにと上のサイトにもあるので、とりあえずは300オームと200オームで作ってみます。調子が良ければ可変抵抗で微調整出来るタイプを完全版として作ってみます。
回路の詳しい解説は次回ということで。
2010年11月27日土曜日
不運な週末
まず昨日のお話から。
昨夜は遅くまで勉強していた彼女。たまには、と思い近くの自販機まで午後の紅茶を買いに出たんですよね。自販機は玄関出てすぐにあるので夜中の寒い中半袖で千円札一枚持って意気揚々と出掛けた訳です。
いざ、千円札を入れ、午後の紅茶を押すぞ!っと思った瞬間、自販機が"ウィーン"っと言ってるんです。もうね、何を唸ってんだよと。そしたらね、なんか今度は"ガチャガチャ"言い出したんです。もう、
あぁこりゃダメなパターンだな
と感じました。そんなに俺の千円札が気に入らないんだなとね。
まぁ仕方ないから左のお尻ポッケから財布を取りだそうとお尻を触ったんです。ソフトタッチで。したら、ダイレクトにお尻に当たったんですよね。だって財布は置いて来てますもん。って事は、寒い中半袖で彼女に午後の紅茶を買いに来た心優しき青年は、突然一文無しになった事に気が付いたんです。それはもう札幌の夜なんかより寒い現実です。水たまりに氷が張ってたんですけどそんなもんじゃ無かったんです。もし玄関に鍵掛かってたら死にますよ。こっちは半袖です。
とりあえず、自販機の番号を調べて管理会社に電話してみました。早く俺の千円返せよって意気込んでました。したらね、まぁ留守電になってるじゃないですか。夜の一時ですもの。折り返しかけるんで伝言をどうぞみたいな事を機械の女が喋ってるんです。怒りのボルテージも上がってきました。一時に半袖で電話したのに留守電ですよ。こんな仕打ちは無いだろうと。
切れ気味で千円を返せと伝言して起きました。
それで、今朝電話が来てたんですよね。気が付かなかったんですけれども着信履歴にありました。それがね、六時半に来てたんですよ。お前はどんな早起きだよと。土曜日の朝六時半に起きてる訳無いでしょうと。また腹がたってきたんですね。
とりあえず折り返しを待ってたんですけど、今度は夜8時です。お前は何様なんだよと。なんで一番捕まる昼間に掛けて来ないんだよと。まじあのベンダー会社は対応が酷いと思いました。
んで、肝心の返金について聞いたんです。明日の何時に来るんだと。そしたらね、郵送するから3日待てとか言っているんです。なけなしの吸い込まれた千円が戻って来るのに三日も待たされるんですよ。ATMの手数料がバカらしいので、月曜日までこの千円と小銭でやりくりしようと思っていたのに、千円は来週火曜日までお預けされたんです。もうね、かなりの勢いで聞きました。悪いのはどっちなんだと。 こっちはそれがなきゃタバコも買えねぇんだと。したら規則だからとかなんだとか…あなた方の規則は今関係無いぞと。ジュース補充しに毎日来てるじゃないかと。そのおっちゃんに頼めば良いじゃない。どんな殿様商売してんだよ。こっちは千円の事よりも、自分で決めた規則の為に相手を三日も待たせる対応に腹が立ってる訳です。ですがこっちもこれ以上何も出来ないので黙って従いました。
あぁ、思い出すだけで腹が立ちます。もうあの自販機は絶対に使わないぞ。
ハイオク満タン
明日隙があれば部品を買ってきて工作しようかと思っています。
詳しくはまた次回
2010年11月25日木曜日
LEDテール装着
エンジンがかかるか心配だったのですが無事にキック一発で掛かってくれました。けど冷えてるせいか白煙が酷かったです。なので暖機運転を長めにしてから出発しました。
暖まってしまえば案外調子よく走ります。恐らくキャブのセッティングを濃い目にしていたのが、寒くなって丁度になったんじゃないかと思います。参考までに現在の使用は社外チャンバー(メーカー不明ですがたぶんキタコかな)に吸気はノーマルで
MJ/122 SJ/42 ニードル上段 エアスクリュー1 1/3戻し位になってます。チャンバーのせいか7000回転付近のトルクの落ち込みが少し酷いです。来年はその辺のセッティングをもう少し煮詰めたいです。ニードルをNSR50純正の金の奴に変えると良いと聞いたのでやってみようかな。
さて、大きく話は逸れましたが、今日はLEDテールを装着するために引っ張り出して来たのですが、若干手こずりました。LEDテールは純正の三極カプラーに組んだのですが、前のオーナーが横着してギボシ接続に変更されていました。なのでLEDテール側をギボシに打ち変え、やっと装着できました。三極カプラーをわざわざ使ったのに…となんだか複雑な心境でした。
まあ、付いたんでなんでも良いです。早速画像を
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2010年11月24日水曜日
どうなるんでしょうか?
むしろ、北朝鮮よりも大した事じゃないみたいに感じている日本人が心配です。僕なんかが適当な事言っても仕方ないのですが、安全保障とか防衛とか、少し考えなきゃいけない所に来たと思います。尖閣や竹島、北方領土等領土問題も騒がしくなってきています。
近い将来本当に大切な事は消費税とか事業仕分けとか子供手当てとか政治とカネとかじゃなくて、そういった事なのでは無いでしょうか。僕は考えてみよっかなと感じました。
2010年11月22日月曜日
LEDテール制作記録1 作成
実際に作る前に大まかな基板上の配置、固定方法等を考えます。NS50Fのテールランプは小さいので、基板のカットなんかも考えなくてはいけません。色々考える時間はなかなか楽しいです。
今回は基板にV字型の切れ込みを入れてレンズの取り付けビスが入る軸を逃がすようにしました。おまけで銀のカッティングシートを貼りました。効果は不明ですが、なんとなくカッコいいような気がします。ハンダ付けが終わった所
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2010年11月20日土曜日
びっくりした
今日は早めに起きる用事があったのですが、勝手に目がさめたので、起きた瞬間やっちゃったと思いました。時計を見るのが怖かったです。
寝坊していなくて良かった~
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完成したぜ LEDテール制作記録1 回路設計
先に回路を載せます。
注意:三端子レギュレータは12Vの奴を使って下さい。
回路の説明なども詳しく解説しようと思います。まず、左側からの入力はテール、ナンバー灯用のAC12Vです。これを整流し、三端子レギュレータでDC12Vに変換します。ここまでは最初から考えていたままです。この整流された入力はナンバー灯とテールランプに分配され出力されます。100Ωの抵抗は明るさを決める物、ダイオードは逆流防止です。右側のDC12Vはブレーキのスイッチに連動して、ブレーキを掛けた時のみ入力が入ります。ちなみに定格電流は20mAです。ここまでの注意点
- 安定化のために三端子レギュレータの入力-グランド間と出力-グランド間にそれぞれコンデンサを入れること
- ブリッジダイオードの後ろのコンデンサはケチらずに大きなものを使うこと
- 逆流防止用のダイオードを必ず入れること
本当はタッパーに入れようかと思っていましたが、カッコ悪いので黒い汎用ケースに無理くり入れました。
次に、何故白色LEDと赤色LEDが使われているのかを説明します。実際には見て頂けると分かりやすいのですが白色LEDは赤いレンズを通すと発色がオレンジっぽくて汚かったのです。かと言って赤だけだと暗いってゆう。なのでミックスしてみましたが、やっぱり色味が汚いです。
もともと、ヤフオクで激安の超高輝度白色LEDを大量に買ったので金銭的な問題ではありません。白のほうがはるかに明るいです。完成したものを載せます。
上がテール時、下がブレーキ時の明るさです。へぼカメラのせいで違いが分かりませんが結構明るく、ブレーキ時とテール時の違いも出ているように感じました。
次回は実際の作成について書きます。
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2010年11月17日水曜日
ケーブル作り終了
彼女には
「工作ばっかやっててお気楽だね」
なんて言われていますが、中々大変なのです。
今日中にもう一個作る予定だったのですが、もう眉間が筋肉痛なので明日にします。
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お誕生日おめでとう
おめでとう。
なにかあげたいんですけど、なにが良いのでしょうか。
間違えて下書き保存のまんまだったので、少し書きなおして公開しました。
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2010年11月15日月曜日
有り難い事です
僕は内定貰いましたけど有り難いです。なんて事をニュース見ながら思って書いたどうでも良い話です。
2010年11月13日土曜日
風邪なう
久しぶりに天気が良かったので、写真を撮ってみました。が、余りNS写って無いですね。今組んでる方はこんな感じです。
ちなみに、NS50Fと今日で今シーズン最後のお出掛けしてきました。ホーマック行って色々見て…ホームセンターって好きです。工具とかケミカルとか結局は使えない中途半端な物ばっかりなんですけどね。
もう少し質の良い物を置いてくれると有り難いです。
それではお休みなさい。
エンジン製図
それだけきついだけあって、得たものもたくさんあります。例えば、エンジンって実はアクセルを抜いた瞬間が一番壊れやすいことを知りました。少しでも大事に乗りたい車はアクセルをラフに扱わない事はもちろんですが、高回転時のエンジンブレーキはコンロッドの引張荷重が最大になり最悪ちぎれます。
なんて、ネタに詰まって書いてみました。
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2010年11月11日木曜日
MBX50再生計画 第三段 フレーム組み立て
寒かったのと手が汚かったので余り写真を取れていません。後日雰囲気だけでも分かる写真を乗せる予定です。
まずはリアサスのリンクのオーバーホールから始めます。MBX50とNS50Fのリアサスはプロリンクサスペンションと呼ばれる仕組みで付いています。自動車のマルチリンクサスペンションのマルチじゃ無い奴です。リア全体で見た時にバネ定数がリニアじゃ無くなるように設計されています。少し沈んでから踏ん張ると言えば分かりやすいでしょうか。
しかし当時はまだ完成された仕組みではなかったので色々と問題点があります…最大の問題はメンテナンスのスパンが非常に短い事です。各支点をただの軸で固定しているため、グリス切れですぐに動きが悪くなります。
オーバーホールと言っても古いグリスを拭き取り、少しだけ磨いてグリスアップをするだけです。ただ、四本か五本軸があるので少し面倒です。お金と場所に余裕があれば、トレーに灯油を満たして、ジャブジャブ洗うのが早いかと思います。
適当に組んで(向きに注意)やればすっかりシャキッとした足周りになります。
ちなみにサスペンション自体はオーバーホール出来ない構造なので中古を使うほかありません。なるべくオイルの後が付いていない物をオークション等で手に入れましょう。
ヤフオクの場合、値段と品質は比例しませんので、良く写真を見て判断する事が大切です。
フロントは時間が無かったのでボロいフォークをとりあえず付けておきました。少しキレイなのがもう一本あるので、そちらをオーバーホールして組み替える予定です。
今日はベアリングの入れ替えもしたのですが、写真が残っていないのでまた後日、フロントホイールのベアリング効果をした時にアップします。
許さんぞ
若干古い話題なのですが、どうしても許せない事があります。
最近デジカメのCMでMY LITTLE LOVERの曲をなんか変にアレンジして歌ってるのを聞きました。特にマイラバ世代って訳じゃ無いですし、あの可愛い声のオバサンが大好きでも無いんですけどあのハローアゲインだかって曲は好きだったんです。
それをどこからか沸いてきたポッと出の女がカバーアルバム出して、しかも売れた事に何故か腹立たしい訳です。売名行為も甚だしいとか思っちゃってます。
よくよく聞いたら、他にも宇多田の大好きな曲もカバーしてるとか…
JUJUって奴を僕は許しません笑
不定期連載企画 内燃機関の技術の向上とエコ 第五段 欧州を席巻したディーゼルが流行らない訳
今日はヨーロッパで大当たりしたフォルクスワーゲン・ルポのお話から日本でディーゼルが流行らない理由について考えてみます。
日本で初代プリウスが発売された頃、欧州ではフォルクスワーゲン社からルポという小型車が発売され、ルポのディーゼルモデルは3リッターの燃料で100キロ走る車、3リッターカーとして大当たりしました。しかし日本の市場へはガソリンモデルのみが輸入され、ディーゼルモデルは販売されておりません。日本ではディーゼルエンジンは不人気だったためと思われがちですが、実はもう一つ大きな理由があったのです。
ディーゼルエンジンの燃料となる軽油は普通多くの硫黄分を含んでします。これは燃焼させると硫黄酸化物となります。よく聞く硫酸も硫黄酸化物の一種ですから良いものでは無いと分かって頂けると思います。そのため普通は燃料から硫黄を抜く作業、脱硫を行った燃料を使用するのですが、当時の日本の脱硫の規制レベルはヨーロッパに比べるとはるかにユルい物でした。そのため、ヨーロッパ仕様のルポを日本で走らせると排気ガスの有害物質がえらいことになってしまったのです。コストの掛かる環境対策を行うほど売れる見込みが無かったため日本に入ってくることはありませんでした。現在では日本の軽油の脱硫規制は世界でも厳しい部類です(一般的にはサルファーフリーなんて呼ばれるものです)。
そもそも日本でディーゼル人気を無くしたのは東京の一番偉い人です。あのパフォーマンスによってディーゼルエンジンが悪者になってしましました。確かに整備不良のトラックなんかの煙は汚いです。しかしあの方はやり方を間違えました。彼ほどの影響力を持った人間がディーゼルは汚いと言ってしまえば、もう世の中みんながそう思ってしまいます。
実際、上に書いたような脱硫の進んだ経由も当時出てきていましたし、新車のディーゼルは全然綺麗なものでした。彼自身ではディーゼルの全てを否定したつもりは無かったと思いますが少し軽率でした。事実、日本の乗用車業界では異端だったディーゼル車をメインに据えるいすゞが乗用車撤退に踏み切ったのは無関係とは言えないでしょう。それほどディーゼル車が売れなくなりました。
こうして、ごく最近まで知識人と呼ばれる人にさえディーゼルエンジンは理解されずに現在に至ったわけです。次はハイブリッドカーについて書こうと思います。
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2010年11月9日火曜日
不定期連載企画番外編 日本は産油国?
テーマの通り、日本は実は産油国です。と言うと語弊がありますが、石油を輸出しています。これには複雑な事情が絡み合っているのですが、元を辿れば日本らしいお役所仕事が潜んでいます。
さて、この話にはまずガソリンや軽油などの石油は連産品と言う前提があります。
ガソリンはそのままの姿で埋まっておらず原油を蒸留して作ります。原油を大気圧で蒸留するとまず天然ガスができ、次いでハイオク、レギュラーガソリン、軽油、灯油…と次々に石油製品が産まれます。蒸留温度によりこんな感じで分けられます。ハイオクがレギュラーより高いのは取れる量が少ない事からです。最近は添加剤等で更に付加価値を付けたプレミアガソリン等もありますが。余談ですがハイオクはハイ・オクタンガソリンの略で、高温高圧下での自己着火性が低い(オクタン価が高い)、つまりノッキングのしにくさを持っていると言う意味です。
話を戻しますが、大気圧で蒸留された残りカスが重油と呼ばれる物です。なんとなくヘドロみたいな汚い物を想像してしまいますが、減圧し更に蒸留すれば軽油や灯油と同程度の燃料が得られます。
ここでやっと本題に入ります。日本ではガソリン以外の燃料は実は余っているのです。ガソリンの消費量が多いため原油を相当量輸入していますが、それ以外の副産物は使用されず、結果として投げ売りする形でお隣の国なんかに売っています。
なぜ余るのか。それはいろいろと事情がありますが、一番大きな原因は火力発電所の稼働率低下と家庭用燃料事情にあります。
まず、近年の偏ったエコロジー論により火力発電所は単なる悪者扱いを受け、稼働率を下げています。確かに二酸化炭素を直接出す訳ですからまぁ納得出来ます。火力発電所は重油を燃やして電気を取り出す施設です。が、ここで使われなくなった燃料が余っているのです。それならば上手く蒸留し、ディーゼル燃料として利用出来ない事も無いのですが、そこは日本、お役所仕事が追い付かず新たな規格の作成が遅れ現段階での導入は不可能です。
また、ヨーロッパ等では家庭用燃料に重油を使う国が多いです。しかし日本では灯油を贅沢に使っています。灯油は軽油とほぼ同じ性質ですので、ディーゼル車に利用しても余り問題無く走ります。以前話題になった違法軽油は実は灯油にちょっと手を加えただけのものです。
日本の石油利用を
ガソリンに改質軽油を、ディーゼル車に灯油の上等なものを
家庭用燃料に重油の減圧蒸留した重油を
それぞれ混ぜて利用する事で値段を下げられます。原油価格高騰だの暫定税率だの環境税だの言う前に、まず価格を下げられる方法があるのですから、先にそちらを行うべきだと思います。
と思っていましたが、少しずつそんな動きも見られていました。
締まりの無いオチになりましたが、エコロジーを語る前に現状を把握してもらいたいとニュース見ながら思って書いた話でした。
2010年11月8日月曜日
不定期連載企画 内燃機関の技術の向上とエコ 第四段 乗用車へのディーゼルエンジンの適用
さて、今回はディーゼルエンジンの高性能化について書きます。
前回も触れましたが、ディーゼルエンジンはデトネーションやノッキングに強く、ターボとの相性が良いと書きました。そもそも、デトネーションやノッキングとは何か、から話を進めてみましょう。
これらは基本的には制御できない、予期せぬ燃焼を言います。
もう一度4ストロークエンジンの動作に付いて確認すると、4ストロークエンジンは圧縮行程があります。これは文字通りピストンの上昇によりシリンダ内の空気が圧縮されることを指します。経験的に分かって頂けると思いますが、気体は圧縮されると温度が上がります。そのため、燃焼ガスを圧縮するガソリンエンジンでは圧縮の際に温度が上がりすぎて点火プラグのスパークよりも前に燃焼が始まってしまうのです。これは非常に良くない状態です。低回転、低負荷時であればエンジンがボッボッと大きく揺れるだけで済みますが高回転時であれば異常に温度が上がり、ピストンやシリンダヘッドが溶けたりします。
しかし、ディーゼルエンジンは空気のみを圧縮し、点火プラグの火花の代わりに燃料を噴射します。そのため、いくら筒内温度が上昇しても爆発することは無いのです。そのため、ディーゼルエンジンとターボチャージャーの相性が良いと言われています。
ターボチャージャーは、一種の過給器で簡単に言えばシリンダ内に無理やり空気(ガソリン車は混合気)を押しこむ装置です。日本では燃費悪化の代表格のように思われがちですが、排気の熱を有効利用し、効率を上げるための物です。
日本のターボ車の燃費が悪いのは、低い圧縮比にあります。元々ハイパワー車用にセッティングしているため、高回転時のデトネーションを避けるために圧縮比をさげています。しかし、セッティングを変え、最大パワーを求めなければ小排気量でそこそこパワフルなエンジンが作れ、結果として燃費の良いエンジンとなります。
基本的に、排気量は少ないほうが燃費の向上に繋がります。そもそもの重量が軽く作れますし。
さて、大きくそれた話を戻しますが、ディーゼルエンジンはターボチャージャーと組み合わされて小型で高出力のものが生まれてきました。もともとターボカーは高回転化には向いていませんので高回転に弱いディーゼルエンジンのデメリットも隠されます。むしろアイドリング回転付近でも十分なトルクを発生し力強い印象さえ与えます。
結果から言うと、ヨーロッパ車は現在ディーゼルエンジンで燃費の向上を狙うのがポピュラーです。日本のようにハイブリッド化するよりも先に、内燃機関の技術の向上による燃費の向上を狙っています。日本でもマツダや日産はどちらかというとこっちよりのスタンスです。僕個人としては好感の持てるスタンスです。
次回は、日本では何故ディーゼルエンジン車が売れないのか、また高性能ディーゼルエンジンの開発が遅れたのかについて書こうと思います。
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2010年11月7日日曜日
MBX50再生計画 第二段 フレームを塗装する!!
さて、本題に入ります。今回は錆びと汚れでゴミみたいになったフレームの錆び取りおよび塗装です。問題のフレームはこちら。
MBX50再生計画第一弾 なぜそんなことすんの??
一応現在乗っているのはフレームがMBX50Fで外装がNS50Fといった奴です。特徴はNSのくせにバーハンドルになっているってことぐらいでしょうか。ほぼ不自由なく外装の入れ替えが可能です。
最終的に、今走るほうにMBX50の外装を付け、新たに組むほうに今使っている外装を移植しようかと思っています。
この二代の違いなんかを少し書きます。
MBX50はヤマハのRZ50等と同年代のゼロハンスポーツブーム真っ只中の80年代前半に登場し、マッチのCMと高性能、豪華装備で瞬く間にヒットしたホンダの原付です。しかし相次ぐ若者の死亡事故のため規制がかかり、一時MBXは馬力を落とし人気も無くなりました。当時は速度リミッターなんてものを作るのにコストがかさんだので、出力を下げて対応したためです。しかしこれが想像以上のダメージだったようで、馬力を落とした通称二型は全く売れませんでした。そこで速度リミッターをつけ、馬力を戻したMBX50Fが発売されます。ビキニカウル装備とCBXカラーでそこそこ売れましたが、失った人気を取り戻すには至りませんでした。
次なる手段は外見の一新です。フレームにはほぼ手を加えないで、外見を当時の流行だったカウル付にしたNS50Fをリリースしました。(見た目がこんなに違うのに、外装をはがせばほとんど一緒です。大きな差はマフラーステーの部分と、前後ホイール、フレームの最後部ぐらいです。うまいことやりますね。)ホイールを17インチ化した事によりより走りの性能を高め(原付なのに)、リミッターを解除すればハーフカウルによって最高速も若干伸びました(原付なのに)。
さて、見比べてみるとどっちもカッコいいんです。古臭さを感じさせまくりなMBXのデザインも、ヨーロッパっぽいNS50のデザインも両方好きです。だからと言って、発売から25年も経った今現在、両方欲しがっているのは僕くらいでしょうか。まとまりのないまま、終わります。次回からは実際に作業しつつ、僕の熱い思い(笑)も書いていきます。
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2010年11月6日土曜日
不定期連載企画 内燃機関の技術の向上とエコ 第三段 ディーゼルエンジンについて
ディーゼルエンジンはディーゼルさんが始めに作ったエンジンなのでこう呼ばれます。
登場した時からガソリンエンジンを凌駕する熱効率を持ち、非常に経済的な機関でした。
作動サイクルはディーゼルサイクルで、モデル図はこのようになります。クリックでアニメが動きます。
ディーゼルエンジンの長所
- デトネーション(異常燃焼)、ノッキングを起こしにくいため圧縮比を高く取れる
- 圧縮比の高さにより熱効率が極めて高い
- 排気圧が高く、またデトネーションもしにくいためターボチャージャーと相性が良い
- シリンダ内が高圧になるので振動の発生や部品の強度等機械的な強さが求められる
- 圧縮着火機関の宿命として、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質、主に黒鉛)のトレードオフの関係に悩まされる。
- 高回転化が難しくエンジン自体の体積、排気量比出力がガソリンエンジンよりも小さい
が、これはもう昔話です。ヨーロッパでは乗用車もディーゼルエンジン搭載車が増えてきています。
理由は今度詳しく述べますが、一言で言えばターボチャージドディーゼルの高性能化にあります。
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不定期連載企画 内燃機関の技術の向上とエコ 第二弾 ガソリンエンジンの種類
今回は大まかに分けた話をします。
ガソリンエンジンは4ストローク1サイクル(以下4ストローク)エンジンと2ストローク1サイクル(2ストローク)エンジン、それからロータリーエンジンに分類できます。
一般的には4ストロークエンジンを指します。
カッコいい図を挿入出来るスキルが無いのでウィキペディアの画像を拝借します。
最後にロータリーエンジンです。
これは三角おむすびの一辺を追いかけて見ると分かりやすいです。吸気行程→圧縮工程→(着火、爆発)→膨張行程→排気行程をきちんと行ないつつ、一回転で一回の爆発が起こっています。ロータリーエンジンは小型で高出力なことが売りなのですが、良く回転運動を回転運動に変換するからだと考えられていますが、爆発回数の多さによる所が大きいいと僕は思います。
それぞれのエンジンがイメージ出来たでしょうか。この話を聞いただけでワクワクするような人とはすぐ友達になれそうです。
それぞれのエンジンの長所、短所をまとめます。
4ストローク
- 秩序あるガス交換が可能→排気ガスの浄化に有利
- 精密に作れば超高回転化も可能
- 様々なエンジンがあるので選び放題
- 2ストローク、4ストロークに比べ回転が重ったるい印象
- 部品点数が少なく小型で軽量
- 同排気量では4ストロークよりも高出力、高トルク
- 潤滑面で不利
- 秩序あるガス交換が出来ないので排気ガスが汚い
- 同排気量では4ストロークよりも高出力
- 回転運動から回転運動を取り出すのでフィーリングが軽い
- 燃焼室の表面積が大きくなるので熱効率が下がる→燃費の悪化
- マツダの特許の塊。日本の技術力の塊。
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不定期連載企画 内燃機関の技術の向上とエコ 第一弾 エンジンの種類
まずガソリンエンジンについて
元々はガス用のエンジンだったオットーサイクルを出力向上のために液体化石燃料を用いたものだと考えられます。ガソリンの混じった空気(混合気)を圧縮し、火花によって点火させるものです。気体を燃焼前に圧縮させるのはエンジンの基本なのですが、これは熱効率を上げるためです。一般に圧縮比を上げると燃費が良くなりますが限界があります。これもいずれお話したいと思います。
特徴としては高回転化が容易であり、結果として小型で高出力のものが作り易く乗用車に向いています。
ディーゼルエンジンは圧縮点火機関の名の通り先に空気のみを圧縮し、その中に軽油等の着火性の良い燃料を噴射することによって作動します。特徴としては圧縮比が高く取れるため燃費がよく、高圧に耐えるために設計されたエンジンはガソリンのものよりも丈夫である事が多いです。このためトラックやバスなどの比較的大型車両に用いられて来ました。が、圧縮比の高さは振動や騒音も引き起こしてしまいます。
書きたいことが多すぎるので一度区切ります。
今回のまとめ
ガソリンエンジン
- 高回転化が容易であり小型高出力
- 圧縮比を高く取れず、燃費の面では劣る
- 圧縮比が高く燃費が良い
- 振動などが多い
しかし、現状は大きく変わってきました。
次回予告:台頭する高出力ディーゼルとおもしろガソリンエンジン
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2010年11月5日金曜日
紅葉の季節ですね
それは全然構わないのですが、車道の真ん中で写真撮影するのは危ないと思います。
公道ではないとはいえ、もう少しマナーの向上をお願いしたいです。
ちなみに、写真にするとこんな感じでした。
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八割がた完成
ケースがとても小さくて中身を整理して箱に納めるのに苦労しました。元々は良く分からない装置だったのですが、喜んで第二の人生を歩んでくれる事でしょう。
ちなみに、元々はリレーとスイッチだけが入っていました。リレー自体スイッチのような物なので、分かりやすく言えばスイッチのスイッチです。スイッチを入れると別のスイッチが入るみたいな。片方のスイッチが電流的に大きな物を制御するためであれば分からなく無いのですが、中身を見るとどちらも直流12Vで制御対象は圧力センサーか何かでした。まるで意味のない装置です。
話は変わりますが、友達がバイクを貰ったらしいです。ちょっぴり羨ましいです。僕も来年は土日をフルに使ってバイクの免許を取りに行きたいです。欲しいバイクは今の所無いのですが、またヤフオクで安いのを手に入れて直して乗りたいです。
とりあえず今は車庫に眠ってるもう一台を早いこと完成させます。春までには走れるようにしないとなぁ。
2010年11月3日水曜日
回路図完成
ただぼーっとしてるのももったいなかったので、頭だけは使おうと思い電源の回路図を作ったりしていました。
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直流電源作成計画
色々考えてみた結果、自分で買うと高いトランスを使って直流12V電源を作ることにした。そんなもの何に使うのかって聞かれそうだが、現に彼女には馬鹿にされたが、直流電源は結構役に立つ。乗り物系は電気系統が12Vだし、モーター等の部品も12V。乾電池八本直列なんて無駄なことしなくても良いのである。
今回は回路図など引かず、適当に組む予定。トランス自体がAC100VからAC16Vを二つ取り出せる仕様なので、直流の12Vを二つとろうと思う。ちなみに友人はパソコンの電源から直流12Vと5Vを取れる電源を作るみたい。頭の中では大体出来たのだが、どうしても必要な部品が足りない。この悔しい気持ちをどうすりゃ良いのか。明日自腹で買いに行こうか悩んでいる。きっと明日は暇だろう。すると明日作りたくなってくるだろう…
実は頭の中でこうやってグルグル考えるのは嫌いではない。何か新しい考えがたまに出てくるから。
間違っているかも知れないが、回路図を書いて今度アップします。
2010年11月2日火曜日
パソコン不調
単気筒で26馬力だったかな。正直、CBRで単気筒は無いんじゃないかなと感じます。KawasakiのNinja250Rの対抗馬として出すんだとは思いますが、Ninjaでさえ二気筒ですからね。カッコだけのフルカウルなんて…と思うのは古い考えなのでしょうか。バイクが売れない時代だからこそ、タイ製のなんちゃってスポーツなんか出さずに Made in Japanな高性能バイクを出せば良いのにな。
2010年11月1日月曜日
嬉しいこと
改良版LEDテール 回路図完成
とりあえず、回路図をUPします。
配置がなんだか変ですが、今のところのイメージでは右側の常時点灯部分の赤色LEDを真ん中に、ナンバー灯を下側に、ブリッジダイオードとレギュを基板の端の方か反射板に直接設置させる感じで。左下のストップランプをテール灯の上下に配置しようかなと思っています。ちなみに、回路図と言う物は電圧降下の部分を縦に書かなければいけないらしいです。なのでこれは厳密には回路図とは呼べないです。
恐らく問題ないと思うのですが、2系統のグランドは本体とは別にテールカウル内でアースさせようかと思っています。ブリッジダイオードの設置によって変なノイズが出たり、逆に点火ノイズなどが乗ってLEDが死んだら嫌なので。
ちなみに、昨日LED等の部品を購入しました。あとは基板をカットしてハンダ付けすれば完成です。
LEDの明るさもテストしてみました。
いまいち画質で申し訳ありません。右から高輝度白色LED、高輝度赤、謎の赤です。白がめっちゃ明るいです。謎の赤色LEDは暗いように見えますが指向性の問題です。上側から見るとあまり違いはありませんでした。
完成が楽しみになってきました。もうそろそろ雪が積もりますが、冬は冬でメンテ、改造の楽しみがあっていいです。
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